あいつの前で笑わないで

電車は揺れる あの娘はため息を乗せて
車窓から漏れる風は錆かけのロックを乗せて
サンタはいない 僕の指先は凍えて
ギターを投げ捨てた夜に最低な雪を積もらせる
アイスのように溶け出して
君は僕を駆け抜ける
あいつの前で笑わないで
僕は君が好きさ

頭が揺れてる 枯れる葉と道は臭くて
心臓も指も声も暮れていく 胸が苦しいよ
いつも僕は幸せになれるから
大人になることも
大人になれないことも
どっちでもいいよ
いつもみんな決めつけてばっかで
僕がどうなったって勝手やろうが
アイスのように溶け出して
君は僕を駆け抜ける
あいつの前で笑わないで
君の長い髪が揺れる
アイスのように溶け出して
あいつの前で笑わないで
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