金字塔

一十百と千万億分の一の私は今日も行く
淡々単調な靴を鳴らして

一十百と千万億分の一の私は今日も行く
段々ダンスに愛想尽かせて

それは合図のような風
微かなファンファーレ

はるか未来未来の奥の方まで続いていく
我々の歴史はいつもそう
夢で出来ていく

荒れた時代時代の端の方追いやられたって
誰彼の旅路はいつもそう
欲を欠いていくんだ
もう一回通る声で
もう一回夜越え

またとない この機会
二度とは降ってはきやしない
それでも 一十百と千万億を越えよう

それは合図のような傘
永久に継ぐドラマ

はるか未来未来の奥の方まで続いていく
我々の歴史はいつもそう
揺れで出来ていく

喜怒哀楽以上の感情を吐き出したくなって
人は皆々涙の音を探しているんだって

一十百と千万億分の一の私は今日も行く
淡々単調な音を外れて
計算尽くのダンスを捨て

はるか未来未来の奥の方まで続いていく
我々の歴史はいつもそう
夢で出来ていく

荒れた時代時代の端の方追いやられたって
誰彼の旅路はいつもそう
欲を欠いていくんだ
もう一回通る声で
もう一回夜越え
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