ATARAYA

愛想笑いもちょいとしんどいな
これでも結構優柔不断で
掌の中に隠した気持ちさえも
君にはまだ見せられなかった
時間ばっかりが過ぎていって
僕らは随分大人になった
くだらないことをくだらなくないと
思い込んでは笑い飛ばしたんだ

こうなった理由はもっと単純な話
ドラマチックに心が乾いた
金輪際見たくないと
思った横顔
目に焼き付いたまま

夜がだんだんだんと落ちていく
君と僕の境界線
それがじんじんじんと溶け出した
夢の中で泳ぎ続けられりゃいいのにさ

合間合間で気づいてしまう
心はもっと簡単なはずで
コーヒーが冷めるそのスピードで君は
出かける準備を進めていたんだ
曖昧な感傷なんだ
結局状況は辛いな
どうこう言っても散々な
世界に文句言おうか
街の灯りだけが
僕ら照らしていた
カーテンを閉めて
こっちを向いて

意味を求めたら
答えは消えていったんだ
だけど君の瞳の中
僕のシルエット
永遠に残ればいいのにな

夜がだんだんだんと落ちていく
君と僕の境界線
それがじんじんじんと溶け出した
夢の中で

夜がだんだんだんと落ちていく
君と僕は違う色
それがじんじんじんと混ざり合う
見たこともない模様を描きだしていく
君と僕の境界線
それがじんじんじんと溶け出した
夢の中で泳ぎ続けられりゃいいのにさ
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