手紙

神社の階段駆け上がり 見下ろした青い海
広がる水平線の向こう 果てない夢があった

夕暮れの街 どこからかカレーの匂い
お腹が鳴ったのを合図に家へと走り出す

「ただいま」靴も揃えずに
「おかえりなさい」あなたの声
日常という幸せが湯気に包まれてた

反抗ばかりして困らせた それでも見守ってくれた
今思えばあなたの優しさに 甘えてただけなのに

親孝行らしいことも出来ずにゴメンね
どうか元気でいてください 今度帰ります

心配かけてばかりだけど 私は大丈夫です
だってあなたの子供だから 負けはしませんよ

照れ臭くて言ったことないけど
あなたの子供でよかった
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