初めての春

きっとこれがこの冬最後の雪になるでしょう
そんな気持で曇りガラスの窓のむこうをながめています
あなたは私のひざをまくらに静かな寝息を
さっきのけんか忘れたようにほんのささいなことだけど

ああ二人にとっては初めての春がもうすぐくるんです
思わず吹けない口笛を吹きたい気持になりました

やかんのふたがなる部屋 ぼんやりタバコをすってます
四月になったらやめるはずの20才になればそのはずの
あなたは急に飛び起きそれをとりあげて一服
だだをこねてる子供のように甘い紅茶が飲みたいなんて

ああ二人にとっては初めての春がもうすぐくるんです
思わず吹けない口笛を吹きたい気持になりました

ああ二人にとっては初めての春がもうすぐくるんです
思わず吹けない口笛を吹きたい気持になりました

吹きたい気持になりました
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