Sugarsong

座り慣れたいつものテーブル
角砂糖溶かしてくコーヒー
甘くなるほど
見えなくなってゆくもの

思えばあの日もこのテーブル
ありきたりな会話も全部
幸せだった
君がくれた Flavor

泡のハートそっと混ぜるように
この心溶かしてくそぶり
君の笑顔が
巡りめぐる記憶の中
そう渦のように

窓の向こうのイルミネーション
遠目で見るものの煌めき
通りゆく人
ふと君を重ねてる

季節限定のパンケーキを
そっと口に運ぶ Strawberry
綻ぶ顔が
今も胸に浮かぶよ

語り合った僕らの夢は
今じゃひらけない宝石箱
僕を照らしてよ
遠く光る銀河のように

ほろ苦さも 甘い思い出も
いつだって そばにある
近づくたび 抱き寄せるたび
すり抜けてゆくけど

出会った理由も 別れた意味も
繋いだ指も 最後の笑顔も
夢の中で 抱きしめるよ
Sugarsong

気づけば少し冷めたコーヒー
両手でそっと包み込めば
ほのかに残る
君と僕の温もり

明日もきっと同じテーブル
角砂糖のような記憶(ストーリー)
忘れないから
心に溶けていった日々
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