「僕は今どこにいるのだろう」
そんな立ち位置など
たいして興味はない
対になる棘たち
頼りなど はじめから
持ち合わせていない
穏やかさなどは きっと
味わうことはない

ah そうして重みを伏せても
交わうことはできぬ
愛すべき 連れ人

悲しみもつのはそう 僕の
残るわずかな強さ
君の幻見る
一人など怖くない
…そっとつぶやいた

昔、僕の母が言ってた
「ここには なにもない
探し物は 私達
なにも持っていない」

せめて底へ 沈まぬためにも
未知なる種をもった
君の後ろ姿…

壊れかけてた 夢を繋ぎ
今日を無事に終わろう
君を取り囲んで
唯一の糧にする
…そっとつぶやいた

君が幸せ掴むように
偽日になり 祈ろう
少しの念こぼし
その先に残るのは
呼吸のあとだけ…
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