semicolon

曖昧な境界線の上で
転がり落ちそうになって
浮かんでは消えるピリオドを
何度も何度も数えたんでしょう

感情に自由でいるって
そんな身軽さは無かった
僕を解ったふりをしないでよ

そうやってもがく僕の側で
君にそっと光添えられて気付いたよ

望みさえすればどこまでも行ける
そう思っていたあの頃を思い出して
不確かなまま息をしてた僕は
深い霧から目を醒したよ

とめどなく押しよせる夜明け
まばたきするたび世界は変わっていくから
装いながら生きながらえて
いつの日か遮るものなく
いられるように

投げだした日々拾いあつめた
結び目のない生命にぎりしめて
いたいけなまま息をしてた君が
息絶えぬように音を紡ぎ出したら

望みさえすればどこまでも行ける
そう思っていたあの頃を思い出して
不確かなまま息をしてた僕は
深い霧から目を醒した
今を結ぶセミコロンは
ここにあるから
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