華鏡

真珠色 雨が降る
あなたに 逢えない 淋しい夜に
約束は束縛と誰が 決めたのとひとり
日めくりの暦には
いとしさ揺れる 走馬燈
髪をとく仕草にさえも
ため息ひとつ 真珠の雨

湯上がりの妖精は
素肌に 伝わる恋しい想い
逢いたさに夢うつつ 愛に飾られたわたし
遠ざかる 想い出は
忘れたはずの夢芝居
手鏡に写し出された
はかない恋は 真珠の雨

書きためた花心
届かぬままに まきちらす
咲くほどに褪せてゆきます
かなわぬ恋は 涙の雨
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