私を纏う

不透明な私を纏い いつの日か変われると信じてた
わかんないよ マニュアルも無い
何故か零れた涙

誰かになぞって歩いた弱い日々に
いつか終わりの日は来るのかな
『今日こそは』なんて弱気で着た制服
何処か幼く見えた

自分らしく生きたいだけなのにな
誰かと比べる矛盾の日々
背伸びした人生が自分らしさを奪った
まだやり直せるのかな

春風を身に纏い明日を見る 誰かと比べるのはもうやめだ
私だけの色は此処にあって この日々を彩るでしょう

広がる景色に偽色が舞う きっと最初からあったのに
見えないふりして逃げていたんだ
いつだってそうだった 冷え切ってしまった心の温度
追い風纏ったって 変わる事が怖くて踏み出せない

不透明な私もやがて あたりまえに大人になるのでしょう
未完成な私を纏い 春が咲かせた涙

春風に恋焦がれ夢を見る 花は舞い季節を追い越してく
私だけの色が此処にあって 鮮やかに彩るでしょう

咲かせや花 いろはに憂い 悩ましき青春と青い日々
頬に触れた桜花は巡り 私を彩るでしょう
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