夏風邪

駆け足で日々が過ぎる
夏風邪をひいても誰も待ってくれないしさ
君からの連絡の回数も減たし
声も思い出せなくなっちゃいそうだ

見に行くはずの野球をテレビで眺めてみても
なんか頭にこびりついてる

精一杯走ってまた追い越された
立ち止まってるみたいでうんざり
楽しみにしていた季節は一瞬で過ぎる
もう風邪はひきたくない

日々が愛しくなったのは
遠回りしてたから
でも、どうして人は近道ばっか選ぶの?
なんて考えてる間に抱えていたい愛すら
隙間から落としちゃってたんだね

精一杯走ってまた追い越された
わかってるふりをするのも疲れた
どれだけ日々を抱きしめても一瞬で過ぎる
なら風邪はひきたくない
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