灯りは遠く

眠れない夜の
すき間に落ちないように
注意深く 歩く

よるべない夜の
かなしみを焚べながら
君を待っていよう

枯れた木の揺れる音や
一面の星空や
くゆる煙の向こう側に
何かがあるはずだ

手を伸ばそうと
灯りは遠く
この夜の向こうに
たどりつきたい

枯れた木の揺れる音が
一面の星空が
私の心の中 ずっと
留まり続けてる

どこへ行こうと
灯りは遠く
まだ見ない場所まで
たどりつきたい
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