僕の木

覚えてますか?
あの大きな桜の木の下に一緒に隠した日々を

今でもいいですか?
あれから二人は離れ離れ 一度も会ってないけど
ねえっきっとそうでしょ?
コーヒー色した大きな瞳で 相変わらず前を見つめてる

あれから僕はたくさんの言葉を覚えて
覚えた分だけ 背中の羽根も重くなって
自由に飛べなくて 降下したり 後悔していた
早く君に会いたいよ

消えないよ あの日の声が僕を呼ぶんだ

明日 僕らの木の下で ずっと君を待っているよ
もし大きな虹が空にかかったとしても
目をそらさない 君だけを見てるよ

聞こえてますか?
大地揺らす足音が 素足で踏み込んだ
見えていますか?
目を閉じたまぶたの裏側に 1ミリでいいから僕が

飛べないよ あの日のように
今更だから

明日 僕らの木の下で ずっと君を待っているよ
そして置いて来た言葉と きっと想い伝えに行くよ
もし大きな青い空が落ちて来たとしても 目をそらさない
僕ら 誓った木の下で ずっと君を待っているよ
そして僕は信じてるよ 明日君は来てくれると
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