夜のこぼれ花

花は散るため 咲くという
恋の別れも それかしら
咲いてしぼんで こぼれ花
どこに明るい 明日がある 明日がある

人の弱身に つけこんで
男ごころは 嘘ばかり
恋という字を 売りものに
謎をかけたり だましたり だましたり

忘れましたよ なにもかも
どうせわたしは わたしだけ
生きて来たのが ひとりなら
死んで行くのも
ただひとり ただひとり
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