ふたりだけで

人気のない細く長い道
行く先を街灯が揺らしてる

少し小走りした君の背中
君はこの世界のスターなのさ

ふたりだけで話をしよう
僕と君だけの秘密の場所で
くだらない話で笑ってさ
涙流せたら幸せなことだろうな

少し遠ざかってゆく君との距離は
僕より優しい君の背中をそっと追いかけた

肝心なことは目には見えないという
今にも指の隙間をすり抜けてしまいそうなんだ

解けそうになって強く結んだリボンが
ふたりの間で揺れていたんだ

ふたりだけで話をしよう
君のことは 輝く太陽の向こうでも
暗い海底でも雨空の下でも
光ってる方に行けばその手をまた掴める
そんな気がしてんだよ

ふたりだけの世界みたいだ
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