烏揚羽

行き止まりの道の向こうから
聞こえてくる微かな音
はやくおいでと囁くように
私を誘い出すのは誰
あなたを呼ぶけれど からまって うまく声にならない

はらはら舞い散る桜は無念の
思い乗せながら
いつまでもずっと忘れないでねと 空 染めている

合わせ鏡が波うつように
流されてゆく烏揚羽
あなたを呼ぶけれど もがいても もうどこにも戻れない

はらはらこぼれる涙は無情に
記憶滲ませて
いつまでもここにいられないこと 教え続けてる

あなたに会いたくて 帰らない時間を彷徨ってる

はらはら舞い散る桜は無念の
思い乗せながら
いつまでもずっと忘れないでねと 空 染めている

はらはらこぼれる涙は無情に
記憶滲ませて
いつまでもここにいられないこと 教え続けてる
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