Nekonome

ひと雨ごとにぽとりチラチラが
アスファルト隙間こんにちは

足音も子守唄
地味だなんて言わせないんだ
踏まれても道端で
ニョッキリ立ち上がり光放つ

ネコノメ揺れてる あさつゆ光る
ひっそり咲いた キラリサイン
ココロネ輝く 小さな声で
「まだやれるよ」って ヒラリひらく

丸くなって見ている

風に運ばれゆらりポワポワが
朝陽の合図でまた明日

転んでも痛くない
泥だらけ汚れても
ボロボロも気にしない
ここに咲いてる証だから
目立たない小道から
世界照らすんだ

ネコノメ揺れてる あさつゆ光る
踏まれてもまた キラリサイン
ココロネ踊れば 誰かの心
つられて笑う ヒラリひらく

枯れそうな日も
風に吹かれたままで
ただここで息してる
名もない声が
背中を押すんだ

ネコノメ揺れてる あさつゆ光る
ひっそり咲いた キラリサイン
ココロネ輝く 小さな声で
「まだやれるよ」って ヒラリひらく

猫の目で見てる まっすぐ見てる
いつもの声で「また会おうね」
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