あの時はどしゃぶり

ガラス窓 叩く
針のような雨
想い出させないで
昔話は

あの時はどしゃぶり
ぼくは 雨の中
なにげない そぶりで
じらさないで
待ちくたびれてた
ぼくは砂時計

あの時は どしゃぶり
ぼくは 雨の中

ガラス窓ごしに
浮び上る
君に似た人影
長い夜が来る
×