ガラスの夏

ほおづえついて 流れる雲を追いかければ
口もつけずに 冷めた紅茶に 白いさざ波
ふるえる指に 紅い夕陽が もえてとまる
小さな声で つぶやいたのよ
あなたが好きよ

潮の香りする あなたの胸で
ゆれて ゆれて ゆれて ガラスの私
はやく言ってほしい 愛しているの

つばさぬらして 夏に
ひそやかな 恋したい
あ~ クリスタル・サマー
あ~ クリスタル・サマー

瞳を閉じて 風が運んだ波の音を
つかまえようと 耳をすませば
めまいがするわ
とびらを開けて 飛び出したいの青い空に
カモメのように はばたく私
見えるでしょうか

つややかな素肌 あなたの前で
光る光る光る ガラスの私
なにか語りかけて 愛しているの

つばさ広げて 夏に
あざやかな 恋したい
あ~ クリスタル・サマー
あ~ クリスタル・サマー

あ~ あ~
あ~ クリスタル・サマー
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