春を待ちます

夜は言いました 夢がいけないと
夢は言います お酒がいけないと
しあわせ一つ なみだが二つ
めぐりあわせの かなしさよ
わたしは女 春が行く

恋にもえました 恋に泣きました
あとに残るは 思い出だけでした
すてても行けず 抱いても行けず
ひとり夜更けの 空をみる
わたしは女 春に泣く

花は言いました 風がいけないと
風は言います 花がいけないと
散り行く花と 散らせる風に
こころ残して 涙ぐむ
わたしは女 春を待つ
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