流転

夕影に 消えて行くのは幸
いつか描いてた いのちの軌跡幸
宵闇に ただ舞っていた花
声の漣(さざなみ)は花
今もまた 繰り返す

届かぬ指も 凍てついた孤独も理
忘れない絆で 僕らは紡ぎ合う

廻(めぐ)る 流転の果てに
この身 朽ち果てたとしても
回る 定めは徒に
ただ描く 幻を
繋ぐ いつかの記憶
空に 溶け消えたとしても
きっと 魂は繋がっている
今 瞳に宿る光を

常(とこしえ)に 移ろう景色は
こぼれ落ちてゆく いのちの雫
指先に 揺蕩う願いは
微か煌めいて
目覚めの言葉を知る

重なる影も 胸刺す悲しみも
忘れない言葉で 僕らは紡ぎ合う

廻(めぐ)る 流転の果てに
心 涸れ果てたとしても
回る 定めは徒に
ただ描く 幻を
繋ぐ 未来の記録
憶い 擦り消えたとしても
きっと 魂は繋がっている
今 心に宿る祈りを

廻(めぐ)る 流転の果てに
この身 朽ち果てたとしても
回る 定めは徒に
ただ描く 幻を

繋ぐ いつかの記憶
空に 溶け消えたとしても
きっと 魂は繋がっている
今 瞳に宿る光を
×