CHICAGO

黒い肌に光るジョージアの香り
細い指そしてしなやかに
ハーレムを捨てたせつない横顔が
ストリートを埋めて歩く
東の海に浮かぶジパングのこと
何光年も昔に消えた島かも
ミシガンの上を流れゆくボート
幻想の丘に灯る赤いタワーのライト
プエルトリコがはるかに映る青い瞳の少女の
くちびるに風が歌を運ぶ
シカゴ 水も香る街
シカゴ おまえの弾むような肩を抱き
シカゴ 踊って暮らせたのなら
シカゴ 時を忘れたのに

通りすぎて残るジョージアの香り
細い胸そしてしなやかに
美しい遠いルーツをうばわれて
ブレイクダンスが歴史にまわる
ジャズにゆれたピアノスウィングの夜
旅に体まかせて眠るともだち
ミシガンの波は今もソルティーステイト
幻想の丘に灯る赤いタワーのライト
アメリカが広がる古代の大陸のように
せますぎた心をあざ笑う
シカゴ 水も香る街
シカゴ おまえのあたたかい腕に抱かれ
シカゴ 踊って暮らせたのなら
シカゴ 夢を忘れたのに
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