烙日に綴る

まだそこにいて
虚空に問いかけた

閉じかけた瞳に 鈍く光る 緋

今でも 時の果ての音なぞるように
探し求めた

幾度夢に見た 凍えるその背中
寄せては返した波の音に消えてく

灰と雪混じり 降り注ぐ星の中
繋ぐ手もなく心軋む

さよならの微笑みは涙より重く
揺らぐ孤独が この身を灼く

浮かべた言葉の色も温もりも
あの日のまま 時を閉ざす

夜の静寂に木霊した
置き去りの過去の足音

絶え間ぬ涙
睦む星 彩の欠片
褪せては朽ちてく

わたしの願いは 泡に消えてゆく
眠れぬ夜が 心を刺す

交わした君との過去も約束も
強く抱いた想いを 焼く

抱き寄せて 夢を閉じ
掻き消して 叶わぬ迷信

白く揺れる星の詩が導くこともなく

さよならの言葉で空に消えてゆく

片羽根の蝶 今は飛べず

優しく紡いだ君をまだ追い求めた

ねえ 教えて

泡沫の夢
見ていただけの焔

目を覚まし 灰に変わり果てた

ただ流れ逝く暁を葬るため

冷たい指の先
声だけ空に舞う
君へとただ届けて

いつか肩並べて
空環に想い零した

淡く影を落とす 終焉の朝灼け
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