月の瞼

25時の眠らない街で
アスファルトに足音を刻む
「もしよければ」似顔絵の画家が
描きだした君の顔は 好きじゃないよ

欲望の散らばった現代社会(システム)に
忙しく 仮面だけつけかえる
本当の自分の顔だなんて
誰も知らない

泣きたくなる そんな日もあるさ
車に乗り YOKOHAMA へ行こう

渋滞の街を そっと抜け出して
絡ませた指と指 伝え合う
それだけで何か空気 変わるのさ
青い光 感じだすよ

月が落ちて 海の水が干上がれば
ずっと ずっと 走り続けよう
寄り添ったままの2人
オレンジの風を受け
生まれたままの笑顔で

君の涙さえも 蝶のように 夜空へ吸われてゆく

月が落ちて 海の水が干上がれば
ずっと ずっと 走り続けよう
寄り添ったままの2人
オレンジの風を受け
生まれたままの笑顔で

もっと もっと この刻を感じてたい
ずっと ずっと 感じたいよ
追いかけてくる月の
瞼を閉じてたら
波の音に包まれた
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