男心

男心の 淋しさなんか
わかるものかよ 女になんて
誰も一人じゃ 生きてゆけぬと
知っていながら いつかふらりと
あの町この町と またひとり旅

日高本線 様似を降りて
行けば襟裳の 岬に灯り
ふたつ並んだ 汽車の線路も
これが運命と 切れてしまうよ
あの町この町と また尋ねゆく

男心は みなし子だから
すぐにどっかへ 行ってしまうのさ
今にしてみりゃ 捨てた女を
未練たらしく 夢で追うのか
あの町この町と また流れゆく
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