勝負

涙涸れても 血の一滴く
骨の髄から 出るうちは
まだまだ勝負は 終わっちゃいない
這ってころんで 来た人生を
俺は捨て身で 生きてきた

(セリフ)わたしは ごらんのとおりの若輩者です
何の取りえもございませんが
有るのは 生まれながらのど根性と肝っ玉
正直 云って 負けるわけには参りません

どこを向いても この世は寒い
耐えて支えた 恋女房
いつも笑顔で 男の背中
立てたおまえが いればこそ
今日も死ぬ気で 勝にゆく

がまん辛抱 奥歯でかんで
泣いた月日の 幾曲がり
終わりよければ しあわせなのと
うけた人情に 手をあわせ
命花咲く 春を呼ぶ
×