冬の華

女ごころのはかない夢を
命限りの情熱で埋める
恋の出会いを 数えても
ひとつの愛すら つかめない
肌に寒さがしみる夜は
あなた恋しい 冬の華

燃えて過ごしたひと夜の花を
染めて下さい あなたの色で
虹がにじんだ想い出に
今でもこころを乱します
ふたり忍んだ舟宿に
ひとり切ない 冬の華

明日の見えない吹雪の中で
愛に泣くのも 女の運命
いいの私は このままで
不幸を承知で惚れたから
せめてあなたの 胸の中
おいて下さい 冬の華
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