抱きしめたい

大嫌い あなた いつも笑っていて
強くてかわいくて 人気者で。
大嫌い 私 グズでのろまで
誰にも必要とされてない。

頭もよくて いつも隙がなくて
私などきっと 馬鹿にされてる
本当は 話しかけてみたくて
友達になりたいと 思ってて

うらやましく思ってた あなたが
ひとり肩震わせて 泣いていたよ

ねぇ あなたも ひとり怯えているの?
みんな惨めで 弱いのかな…
もっと勇気があったなら
私 あなた 抱きしめてた

“話したいこと たくさんあるんだよ”と
ポツリとあの時 云ってくれたのに
どうして聞こえない振りしたんだろう
とってもうれしかったのに…

壊れそうに泣いていた あなたが
いつものように笑っているのを ただ見てるよ

ねぇ 私も ひとり怯えているよ
ちっぽけで 情けないんだよ
もっと勇気があったなら
私 あなた 抱きしめてた

想像しよう 独りじゃないと。
耳をすまそう 感じてみよう
ほら、今日も誰かの涙が
風になって君を包むよ。

ねぇ あなたも ひとり怯えているの?
みんな惨めで 弱いのかな…
もっと勇気があったなら
私 あなた 抱きしめてた

私も独り怯えているよ
ちっぽけで 情けないんだよ
もっと勇気があったなら
私 あなた 抱きしめてた

ねぇ、みんな 同じだけ孤独で
同じように怯えてるなら
なにも怖がることないんだね
私 あなた 抱きしめるよ
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