夢の降る街

青い森を抜け 辿り着いた街は
星も雪も無く 夢だけが降ってた
独り 淋しさに凍え 聞いた 優しい声
受話器 持つ手震えても 強がった あの日
近道のない旅だから 私らしく 歩けばいい
振り返れば きっと降り積もる しあわせの華

白い息を吐き 空を見上げた夜
そっと手のひらに 綴ったあこがれ
あの日手を振るあなたに 背中 向けられずに
強く 抱いて にじませた 愛しい風景
巡り行く季節の風に 迷いながら 濡らした夢
目を閉じれば 今も温かい ささやきの影

近道のない旅だから 私らしく 歩けばいい
振り返れば きっと降り積もる しあわせの華
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