恋の銀座

どうしてあの娘にばかり
やさしくするの
私がどんなに好きか 忘れちゃいやよ
銀座へきたときは わがままを
云わせてね ゆるしてね
短い夜だもの
電話がかかってきても 帰っちゃだめよ

あなたが欲しいと書いた
ルージュの文字が
ロッカールームの隅で 泣いてるクラブ
銀座は七彩に 染まっても
しあわせな ひとだけが
いるんじゃないことよ
誰かの涙でくもる イレブン・ナイト

日比谷をまわって寄った
スナックサロン
あなたが憎めたならば 苦しまないわ
銀座の夜が更けて 霧がふる
もう今日も おしまいね
メトロは終電車
あしたもあなたの好きな わたしでいたい
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