OK!

隣の工事現場のドリルが
ウルサイと思って睨んでいたら
震えだした自分の足が地面を掘り出していて
劈くような心臓の音が耳を塞いでいた

掌に書いた人って文字を飲み込んでも
小手先のまじないじゃ冷汗は止まらない
蹲っていても変わらない
立ち上がり顔を上げたら
少しだけ景色が変わった

僕らは行ける!その先のもっと先の未来へ
流した涙の数だけ未来が輝くから
転んで泣いたってOK!
足踏みしたってOK!
親指立てて叫ぶOK!

大体こんなもんさとカッコつけても
何かにしがみ付いて這い蹲って
特技も無いし目立たないけど
慎重が取り柄だって
石橋叩き渡る前に叩きすぎて壊していた

憧れたあの人って山のようにデカクて
掲げているだけで勝手に押し潰されてた
比べていたってしょうがない
飛び上がり拳上げたら音を立て何かが砕けた

僕らは飛べる!その先のもっと先の世界へ
目の前の霧に邪魔なんてさせやしないから
何にも無くたってOK!
溜息ついたってOK!
ここからまた始めりゃOK!

僕らは行ける!その先のもっと先の未来へ
流した涙の数だけ未来が輝くから
僕らは飛べる!その先のもっと先の世界へ
目の前の霧に邪魔なんてさせやしないから
何にも無くたってOK!
溜息ついたってOK!
自分を諦めなきゃOK!
×