魔法の時計

目を閉じて陽だまりで
いつしかうたた寝
たゆたう浅き夢に
微笑む面影

悲しみ知らぬ 幼き日よ
あなたといれば幸せだった
宝石より輝く あのかけがえない季節よ

あといくつの寂しさを
この腕から引いたなら
あの無邪気な私へと
そう 帰れるのでしょうか?
もし願いが叶うなら
あの日にただ戻りたい

魔法の時計があれば
お願い ねぇ 時間をいま巻き戻して

目が醒めて気がついた
あなたはもう居ない
あの空あの遠い日と
同じに青いのに

声を上げて なけるのなら
も少し 楽になって行けるの?
憧れより大きく でも切なかった愛しさ

あといくつの想い出に
ただ寄り添い眠るなら
この痛みはさらさらと
そう 解けるのでしょうか?
もし想いが届くなら
ありがとうって言いたい

おもちゃの時計の螺旋(ねじ)を
巻くから ねぇ 時間の旅連れて行って
連れて行って
連れて行って
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