ランバダ

想い出は 五色の紙吹雪
あの人は 呼んでも帰らない

悲しみを 肩で散らし
ランバダを踊るわ
爪先を 赤く染めて
夜明けまで 踊るわ

迷うたび 瞳で溶かされて
アルカディア 喜びにおぼれた

耳を噛む 声は今も
ランバダの ときめき
濡れた肌 わざと撫でて
恋しさを 狂わせる

幸せは キリマンジャロの雪
あの人は 冷たく届かない

美しい 時もいつか
黄昏の 彼方に
追いすがる 指を逃げて
こぼれてく 月の影

悲しみを 肩で散らし
ランバダを踊るわ
爪先を 赤く染めて
夜明けまで 踊るわ
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