ソーラン渡り鳥

津軽の海を 越えて来た
塒持たない みなしごつばめ
江差恋しや 鰊場恋し
三味を弾く手に 想いをこめて
ヤーレン ソーラン ソーランソーラン
唄う ソーラン ああ渡り鳥

故郷の港 偲んでも
夢もとどかぬ 北国の空
愛嬌えくぼに 苦労を隠し
越えた此の世の 山川幾つ
ヤーレン ソーラン ソーランソーラン
旅の ソーラン ああ渡り鳥

瞼の裏に 咲いている
幼馴染みの はまなすの花
辛いことには 泣かないけれど
人の情が 欲しくて泣ける
ヤーレン ソーラン ソーランソーラン
娘 ソーラン ああ渡り鳥
×