再会

風にふるえる 赤提灯で
思いがけずに 出会ったおまえ
夢という名の 男の身勝手で
泣かせた昔の ああ…女
別れ傷あと 冬酒場

きっと苦労を しているんだね
細い襟足 後れ毛ひとつ
問わず語りも 飲むほどしんみりと
昔のふたりに ああ…もどる
未練おもいで 夜の路地

駅の灯りが ポツリと見える
風に小雪が いつしかからむ
過去という名の 時間はもどせない
黙って見送る ああ…女
心残して 冬酒場
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