入道雲と秘密基地

プールのフェンスに凭(もた)れて 夏服の君を待った
水面(みなも)で光る太陽に 少し目を細めた

人気のない廊下抜けて 君の左手を引いて
階段登り広がる空 遠い夏の秘密基地

いつかまた ココに来ようって
何気なく離れた ユビキリ

いつも 二人 屋上の隅で 見てた未来と誓った約束
今も 僕は 果たせないけど あの日の言葉 嘘じゃないから
またココに来ていいよね…

言葉にしようとすると 息が詰まって邪魔する
せめて覚えた台詞だけ 夏休みが終わるまえに

錆びついた自転車置き場で 意地悪に響くチャイム

誰も いない 校庭の隅で 入道雲に隠した約束
どんな時も 忘れないから あの日のように もう逢えなくても
またココに来ていいよね…

いつも 二人 屋上の隅で 見てた未来と誓った約束
今も 僕は 果たせないけど あの日の言葉 嘘じゃないから
またココに来ていいよね…

ココに来ていいよね…
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