娼婦

君の目に僕の姿は映るだろうか

潰されて吐き出した体液にまみれた僕
家までの道を一人で歩きながら、今夜も夢をみる

「お前には無理」だとか卑猥な言葉を浴びる
誰にでも言えるそんな軽い言葉なんか
理解っているからいいよ

「君に会いたかったんだ」
「君に会いたかったんだ」
「君に会いたかったんだ」
「君に会いたかったんだ」

あの日見た娼婦の陰に僕は「僕」を重ねてた
君になら触れられたいと思ってたんだ

そこの角を右に曲がると僕の大好きな公園がある
ジャングルジムのてっぺんで君と待ち合わせよう
大丈夫、最初からわかってたから

突き抜ける君の言葉で汚れたなにかが弾けとんだ
君になら触れてみたいと思ってたんだ

もう少しあと少しだけ僕に「僕」があったなら
君の目に僕の姿は映るだろうか

見覚えのある歌うたいと僕が入れ替わったら
今日もまた日がおちて 迎えにくるよ
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