悲しいうた

冷たい硝子細工は
ぬかるんだ泥の上に

じっと立ってる

尖った三日月に似た
閉ざした目の裏側に

貼付いている

いっそのこと
僕が消えよか

世界の終わりを
僕は望んでしまった

君の絶望を
僕は願ってしまったんだ

心の奥に潜んだ
酷く淀んだ何かが

こっちを見てる

巡ってやがて出会って
過ちを何度も繰り返えし

分からなくなる

僕のせいなのは
もちろん知ってる

世界の終わりを
僕は望んでしまった

君の絶望を
僕は願ってしまったんだ
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