ラスト・シーン

古い写真を 思いがけなく
みつけたように おまえに逢った
女をほめることなど知らない
つまらない男で悪いな
どんなことばでなら
いまのおまえに似合う

風の噂で ずいぶん前に
この都会(まち)にでてきたと聞いた
青くさい頃にしてた恋など
むしかえすつもりもなかった
どんな思い出なら
いまのおまえに見える

ふりむいても まぶしすぎる 俺たちの夏
もう ひとつの夢 眠ったのも 忘れていいぜ

覚えているかい 安い指輪を
バスにひかれて こわしたやつさ
いくら泣いても おまえの涙
俺のシャツで乾かなかった
誰も止められない
時が流れているね

ちぎれながら あふれてくる 最後の場面
ただ やさしさだけ へたなままの 俺が残って

ふりむいて もまぶしすぎる 俺たちの夏
もう ひとつの夢 眠ったのも 忘れていいぜ

ふりむいてもまぶしすぎる 俺たちの夏
もう ひとつの夢 眠ったのも 忘れていいぜ
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