男の灯り

紺の暖簾を 片手で分けて
声も明るく 今晩は
辛いけれども 泣き顔見せちゃ
生きて行けない 露地ばかり

名刺がわりに 一曲うたや
客もあの娘も 唄いだす
人は誰でも 淋しい時は
酒と歌とで 憂さ晴らし

街の流しで 一生終る
そんな弱気は さらにない
ギターわかるか 男の灯り
明日を信じて 燃やすのさ
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