君がいなくなった

あともう少し勇気があれば 君はまだここにいて
気がすむまでぼくをたたいた

かわいた涙 最後の言葉 うまく見つからぬまま
風がぼくらを そっとぼくらを二つに割った

もう電話も二度とかけないと君が言う
二人愛してたあの日々が静かに凍りつく

さよならを言えなくて抱きしめあった道
きみがいなくなった時から ぼくはただのひと

かなしいドラマ 電気もつけずねころんだまま見てた
目をはらす君をからかった

5分もたてばけろりと笑う君を抱きよせた時
ぼくたちだけはきっとちがうと自信があった

ふりだした雨はうそのように冷たいね
きりだした時にいつもなら君が泣いてたのに

ぼくだけがくるしくてあきらめたくなくて
君が消えていった うしろ姿をおぼえてる

かわりはてた背中に 声枯らしても
もどってこない 君の気持ち むこうむいたまま

あともう少し勇気があれば 君はまだここにいた
いまでも君を こんなに愛してるのに

きっといい人に出会うよと君は言う
何も言えなくて まだぼくは君をさがしている

けんかして キスもして 夢をたたんだ部屋
君が忘れてった思い出だけがふるえてる

君がいなくなった時から ぼくはただのひと
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