大人たちのFour Seasons

眠らない夜を過ごして
二人 濡れた髪で
走る 朝もやのFree Way
鄙た 島の裏へと
消え残る オレンジ色の
街の灯が やけにシュールで

さよなら 告げるはずだった
これで最後と
でも 裏腹に 指はボサノバ
握った手をたぐり寄せ
強く抱きしめ
少し憂鬱な ラブソング

「本気になる年齢じゃないわ」
あの日 君は言った
僕の指輪 はずしながら
酔った 唇かさね
大人びた 筋書きも
飲みかけのワイン飲み干せば……

「季節をまたぐ恋なんて
したくないけど
たまには迷うこともあるの」
耳に残るつぶやきは
夏枯れのバラード
ふりかえれば Four Seasons

さよなら 告げるはずだった
これで最後と
でも 裏腹に 指はボサノバ
握った手をたぐり寄せ
強く抱きしめ
少し憂鬱な ラブソング
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