恋の雪別れ

雪の中を
黒い汽車が 今遠ざかる
会えなかった あの人に
手渡すはずの お守り
握りしめたまま

あー ひと目だけ 顔をみて
伝えたかったの 恋しさを
あー あの人が あー 消えてゆく
吹雪に涙 ちぎれるわ
出来るならば 汽車を止めて
恋の雪別れ

雪の上に
赤い椿 散らす花びら
当っていた あの人と
別れるはずの占い
信じられなくて

あー 顔のゆき 払うのも
忘れてたたずむ 北の街
あー お守りは あー あの人が
この次帰って くるまでは
肌につけて 持っています
恋の雪別れ

あー ひと目だけ 顔をみて
伝えたかったの 恋しさを
あー あの人が あー 消えてゆく
吹雪に涙 ちぎれるわ
出来るならば 汽車を止めて
恋の雪別れ
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