虹のつづき

夢の国は この街のどこかにきっと
あるはずと 歩き疲れた頃
息を潜め 隠れていた木々が揺れた
やさし過ぎる日射しに くすぐったそうに

虹のつづきを描いて 涙の河を飛び越えていこうよ
誰も独りじゃない きっといつか 雨を照らして
空は笑ってくれる

鏡の前に もう一つ鏡を置いて
永遠に 手を振ってみたんだ
息を切らして 目の前の景色が曇っても
明日を動かすのは 今の自分だから

虹のつづきを描いて 夜の無い街を探しにいこうよ
ひとしきり泣いたら 風に吹かれ 途切れるように
雲はとけてゆくから

太陽より高く 弧をイメージして
笑うたび つまずくたび 透明な心に変わってく

虹のつづきを伝って ゆっくりと踏み外さないように
翼はなくても 願いながら 信じ合いながら
大きな空を駆け巡るのさ

虹のつづきを描いて 涙の河を飛び越えていこうよ
誰も独りじゃない きっといつか 雨を照らして
空は笑ってくれる

君が描く 全ての色に 空は笑ってくれる
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