俺たちの祭

君の手をとり
心の海に白い小舟を浮かべる
愛の帆をはり
月のさやかに 風のそよぎに漂えば
いつか二人は 見知らぬ遠い島へ
そんな風な夢を見る
俺を笑ってくれ 今

君の手をとり
別れを告げるつらさ何に例えよう
愛の残り火
揺れて激しく 君を抱きたくなりそうで
まるで雲間に さし込む光に似て
まっすぐに俺を見る
君がいじらしいよ 今

遠い島では別れのない愛があるそうな

君の手をとり
このままいれば君を傷つけそうで
細まって行く
愛のかたちに 耐えきれぬ俺のわがまま
遠い島まで 君を連れて行きたいよ
迷いもまどいも
消え果てる光の地へ 今

遠い島では別れのない愛があるそうな
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