女のゆきどけ

水割り一気に 呑みほして
出直さないかと 聞くあなた
あなたあなたの 真情(まごころ)に
頬を泪が 走ります
ほんとに私で いいのでしょうか

淋しさまぎれに 死にたいと
思った夜更けも 二度三度
あなたあなたに 寄り添えば
明日という字が 見えてくる
ほんとに私で いいのでしょうか

涕(な)くため生まれて きたような
おまえと倖せ みつけたい
あなたあなたと ふり仰ぐ
朝はゆきどけ 春間近
ほんとに私で いいのでしょうか
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