青すぎる空

あの人が
あの雲の彼方で
呼んでいる様な
そんな気がして
足を止めるよ

あの人が
あのビルの彼方で
待っている様な
そんな気がして
足を止めるよ

『かかる暮らしの味気無さ』

遠くには電車の音もある
青すぎる空
嘆く心をあやし歩むよ

歩みては擦れ違う人達
笑い声やら泣き声やらも
寄せて消えるよ

『馳せる想いのいじらしさ』

絶え間無く震える現身は
幻の誰ぞや夢む

『いずれ暮らしの果てに散る』
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