月はピアノに誘われて

たえまなく 涙あふれて いつか君は 寄り添うばかり
月あかり ちぎれた影 道を二つ 分かつ

愛した 痛みでさえ いまは こよなく思うから
ピアノが思い出す 夜を 遠ざけることは 出来ない

あの時 最後のつもりで 抱いた せつないキスの
言葉に ならない約束 いまも おぼえているかい?

いっそここで 別れたなら 笑顔のまま 明日になるけど
月あかり こぼれたなら 重なる影 ひとつ

さよなら 告げた夜に 似てる 夜より蒼い月
ピアノにつれられて ここで もう一度君を さらうよ

こんなに まぶしい燈 君が 教えてくれた
どんなに 深く溺れても いまを 愛してやまない

あの時 最後のつもりで 抱いた せつないキスの
言葉に ならない約束 いまも おぼえているかい?
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