雨情

切り離れた情景 規則正しく まるで叱るように 雨が叩く
欲望の代償は 余りにも長過ぎて
祈ってみても 縋ってみても 日の光が眩しい
願ってみても 頼ってみても あの月には届かない
手持ち無沙汰から 筆を握れど 空の瓶からは零れない
誰を呪おうとも 唯時間が過ぎてく
いくら悔いても いくら泣いても あの瞬間に帰れない
祈ってみても 縋ってみても 日の光が眩しい
願ってみても 頼ってみても あの月には届かない
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