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柔らかな手を放されて泣く夢
生まれたこの気持はどこに埋めよう

追われて辿着く場所を探してる
怖いけどそれは曖にも出せない

君や家族も 傍にいる彼等も
この街も あの夏も
すべてはこの腕に抱かれていて

突抜ける身体を 胸はずませ
移りゆくだけの日を
あなただって 見失う道を 歩きだせる
誰かに話せ 思いがけない事

壊れても手を差延べるわけもなく
問われてみたところで応えられない

はずみや軽さで 人は悲しまされる
投げ出すも 指さすも
「やがて夜は明ける」とあしらうだけ

薄れゆく空の色 息はずませ
見えぬ坂道を 遠くなって
消えゆく言葉を もう吐き出せ
声が聞こえたら 思いがけない場所へ

君や家族を 傍にいる彼等を
あの夏を そういう街を
愛せる事に 今更気付いて

突抜ける身体を 胸躍らせ
移りゆく時間の水脈
あなただけ 見失わぬよう 手 離すなって
声が聞こえたなら 思いがけない人へ
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